つかみとった一握りの土をモデル化すると、図のように、空気と水と土粒子(土塊)の単純な三相モデルに分けることができます。含水比は水の質量を土粒子の質量で除して百分率で表したものです。
土粒子が多ければ硬く、水の量が多ければ軟らかくなります。含水比が大きくなると、土が軟らかくなりバイブロでの杭の打込みが容易になります。
通常の砂質土で20%程度、粘性土で60~100%程度です。
また、間隙比は空隙部分の体積を土粒子の体積で除したもので表されます。間隙が大きいことは、水または空気の体積が大きく、土が軟らかいことを示します。水の体積が大きいと砂の場合は液体状になります。粘土の場合は、軟らかくても粘着力があるので注意が必要です。