バイブロの振動発生装置は、基本的な形として、軸が2本、振り子(偏心重錘)は左右同じ大きさのものが1対、同調歯車が2個ついています。この振り子と歯車を左右対称形に並べて回転させると鉛直方向の振動が発生します。従って同調歯車の山と谷とが正確にかみ合っていない場合、例えば半ピッチずれたとすると、バイブロは横ぶれを起こし、バイブロとしての能力を発揮できません。
振動発生装置の基本構造は次のようになっています。
振り子とそれに伴う遠心力の働きは次のようになっています。
上図のように、1秒間の間に上下の波が1回あれば1サイクルといい、1秒間のサイクル数が1回であれば周波数は1ヘルツ(Hz)と呼んでいます。(1サイクル/秒=1Hzと図示)
また、基準線から最大の偏りを振幅(Ao)といいます。