油圧式は、駆動源として油圧力を利用するもので、油圧モータにより起振機の起動・停止を行い、駆動装置として、発動機に油圧ポンプを取付けたパワーユニットが必要です。また、ショベルやクレーン本体の油圧源を駆動装置として利用するバイブロもあります。
電気式は、駆動源として電気を利用するもので、電動機により起振機の起動・停止を行い、電源には通常、発動発電機が使用されます。
油圧式は、油圧力を一定の大きさに制限して使用されるため、長時間使用できる特徴があります。ただし、供給する作動油の油温が上がると漏れ量が多くなり打込み能力が減退します。
電気式は、電動機の出力を定格の2.5~3倍程度大きくすることにより、瞬発力を必要とする杭の引抜きや力を必要とする断面の大きな杭、長い杭の打込みに使用されて力を発揮します。ただし、長時間の連続運転や電圧不足などによりコイルの温度があがるとまたはコイルの断線などにより電動機の焼損リスクがあります。
売電を使用する場合には、国によって200ボルト、380ボルト、440ボルトと使用できる電圧の規格が異なるため、使用する前に、電源電圧を確認してから行う必要があります。発動発電機であれば、この電圧選定の煩わしさが解消されます。