どちらも英文表記ではfrequency、単位はヘルツ(Hz)です。
周波数が主に電気、電波、音響などの工学で用いられるのに対し、振動数は力学的運動などにおける物理現象に用いられることが多く、物理学において等速円運動または単振動などの振動運動や波動が単位時間当たり繰り返される回数をいう。同じ運動を繰り返す周期をT(sec)、角振動数をω(sec-1)とすると、単位時間当たりの振動数fは、f=1/T=ω/2π(Hz)の関係にあります。
周波数は電気振動などの現象が、1秒間当たりに繰り返される回数をいいます。例えば電源の周波数は関東で50Hzですが、関西では60Hzです。これは繰り返される山と谷の回数が1秒間に50回(サイクル)又は60回(サイクル)であることを示しています。人間は動体視力が悪いため、また、あまりにも繰り返しの回数が速いために蛍光灯の点滅の回数を数えることができていないのです。
波動現象では、波の伝わる速さV(m/sec)、波の谷から次の谷までの距離(波長)をλ(m)、振動数f、周期Tとすると、速度Vは、V=λf=λ/T の関係にあります。
バイブロでは、毎分当たりの繰り返し回数を振動数(cpm)、速度毎秒当たりの繰り返し回数を周波数(Hz)と使い分けています。
