杭にかかる抵抗力には、杭周面にかかる周面摩擦力と杭先端にかかる先端抵抗力と継手がある杭では継手抵抗力とがあります。バイブロの振動力によって、これらの抵抗力を静的で大きなものから動的で小さなものに変化させます。
周面摩擦抵抗力と継手抵抗力は起振力によって、先端抵抗力は力積によって、静的から動的に低減変化させます。そのためには、通常のバイブロでは、杭を把持したときの必要な振幅量は3mm以上、振動加速度量は3G(重力の加速度比)以上が最低でも必要になります。
尚、基本的に継手抵抗力は経験的に杭の静周面摩擦抵抗力の0.1倍としています。