土粒子の大きさを粒径で表します。粒径が0.075mmをさかいにして粗粒土の礫、砂と細粒土のシルト、粘土に分けられます。また、粘土のうち粒径が0.001mm以下のものはコロイドとよばれます。粒径が2mm以上のものを礫、それ以下のものを土粒子と呼びます。
粗粒土の砂と礫は、ふるいで分けることができます。そして、比較的粒径の大きい砂質土は振動力によって比較的簡単に流動化しやすく、小型のバイブロでも杭の打込みが容易になります。
しかし、細粒土のシルトと粘土は、電気的な結合があるためにふるい分けができないので、沈降させて、沈降速度を測りストークスの法則により粒度分析を行います。粒径の小さい粘性土を流動化させるには、大きな振動加速度が必要になります。つまり、大型のバイブロが必要になります。