通常のバイブロは、振り子(偏心重錘)の形状が半円形になっています。ゼロ型は半円形の振り子(偏心重錘)をさらに二分割して、片側半分を軸に固定し、残り半分の振り子を変換器に取付けて可動させます。可動側の振り子を位相制御して、偏心モーメントをゼロから最大まで可変させることができます。
ゼロバイブロの可変原理

起動時
一軸上で固定偏心体と可動偏心体(振り子)が180°相対して回転を開始(ゼロ起動)。所定の振動数に達するまで機械本体は全く振動しません。 |
運転時(最大) 運転時(変化)
地盤との共振域を超えた振動数に達したところで、自動的に可動偏心体を変換し、振動を発生させます。ダイヤル操作で、偏心体を任意に可変し、振動エネルギーをゼロから最大まで調整できます。 |
停止時
起動時と同じく可変偏心体(振り子)を180°相対させ、振幅をゼロにして停止させる(ゼロ停止)。地盤やブームが共振することなく、すみやかに停止できます。 |