- 肌を出さない服装して、乾いた衣類、手袋、ゴム底の靴を着用すること
- 濡れた手や発汗している場合は、人体との接触抵抗が低下しているので注意すること
- 点検、手入れおよび修理のときは、必ず電気操作盤および発動発電機の主スイッチを切ること
- 電源を入れた状態での配線作業は絶対に行わないこと
- 電動機から異常音があるときや雨降り後などは、始業前に絶縁抵抗を計測して、絶縁の低下による感電災害や電動機の焼損防止を行うこと
- 絶縁度は2MΩ以上あることを確認し、漏電遮断器の作動によるバイブロハンマの作業の中断等を考慮すると、安全作業を進めるためにも絶縁抵抗値の大きさは100MΩ以上あることが望ましい
- 電流値が異常に高いときや長期保管後の再始動時にも、絶縁抵抗を測定して安全であることを確認すること
- 二次災害を防止するために、もし、クレーンのジブ等が電線から離せなくなったら、電気が止まるまで運転手はクレーンに乗ったまますること。車上から降りるときには、ステップ、履帯などを伝わって降りずに、なるべく遠くへ飛びおりること。このとき、地上にいる人は、機体、ワイヤロープ、フックには絶対触れないこと
※人体に電流が流れることを感電といいます。人間は10~20mA前後の電流に触れると、筋肉が収縮してその支配力を失い、電極から手を離せないことが多く、通電時間が長くなって死亡に至る場合もあります。